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インプラント
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骨造成手術

骨が足りなくてもインプラント治療を可能にする方法
インプラントとは、あごの骨に人工歯根を埋めて、その上に歯を被せる治療法です。そのため、インプラントを行うためには、十分なあごの骨の量、高さ、幅が必要になります。ところが、歯を失ったあごの骨というのは、さまざまな原因により骨が痩せてしまっていてインプラントを行うのに骨が十分でないことが少なくありません。
実際に、あごの骨が足りないという理由でインプラント治療を断られてしまうことは多いものです。ですが、骨造成手術を行うことで、インプラント治療が可能になるケースはたくさんあります。

骨造成手術とは

骨の問題
骨造成手術は、骨を増やす手術の総称です。歯周病や加齢などの原因により、歯が埋まっていた部分の骨は痩せてしまいますが、その状態でインプラントをしてしまうと、インプラントが骨から突き出てしまったり、歯茎から人工歯根が露出してしまったりする原因となります。
そこで、骨を増やす治療を行うことにより、失われた骨を回復することができますので、インプラント治療を成功させられる可能性が高まります。
当院では、骨の状態の欠損、不足の状態に合わせて、各種骨造成手術を行なっておりますので、これまでにインプラントができないと言われたことのある方でもインプラントができる可能性があります。また、当院では、ご自分の血液由来の素材を使って骨の再生治療を安全に行うことができる「CGF再生療法」を積極的に取り入れております。
ぜひお気軽にご相談ください。

当院で行っている骨造成手術の種類
  1. CGF再生療法
  2. GBR法(骨誘導再生法)
  3. ソケットリフト
  4. サイナスリフト
  5. ソケットプリザベーション
骨造成手術はこんな方におすすめ
  • インプラントをするのに十分な骨がないと言われた方
  • 歯周病で歯を失った方
  • 入れ歯やブリッジにしていてあごの骨が痩せてしまった方
  • 歯が抜けた後放置していてあごの骨が痩せてしまった方
  • インプラントを長期的に安定させたい方

骨造成手術のメリットとデメリット

メリット

インプラント治療が可能になる
骨が少なくなっていても、骨造成手術をすることで骨が回復されますので、インプラント治療が可能になります。
インプラントが長持ちしやすくなる
骨造成手術をすると、骨がしっかりしますので、インプラントがよりしっかりと固定され、長期的に持たせられる可能性が高くなります。
インプラント手術を成功させやすくなる
十分な量の骨を作っておくことで、インプラントを埋める際に骨から突き出したり、歯茎からのインプラントが露出したり、といったリスクを下げられます。
より見た目よく治療ができる
骨が痩せている場合、歯茎も下がった状態になっています。それゆえ、歯が抜けた部分の歯茎は周囲の歯茎よりも下がってしまっていますので、そのままインプラントをしても周囲との差が目立ってしまいます。骨造成手術をして骨や歯茎の高さを回復しておくと、周囲との差ができずに、見た目よく治療ができます。

デメリット

治療期間・費用が余分にかかる
骨造成手術をする場合、骨が再生されるまでに数ヶ月の期間を要します。また、インプラント治療費の他に別途治療費が必要になります。
お体の状態などによっては行えないこともある
喫煙などの習慣や重度の全身疾患などをお持ちの場合、手術後の経過がうまくいかなかったり、手術自体にリスクが伴ったりするため、手術を行えないことがあります。

CGFを使った歯槽骨の再生療法

自己血液を用いた安全性の高い再生療法

自己血液を用いた安全性の高い再生療法
CGFはConcentrated Growth Factorsの略で、患者様ご自身の血液を遠心分離機にかけることで、血中にある組織の治癒や修復、再生を促進する働きを持つ成分を分離・濃縮したものです。
それを骨の無い場所に填入したり、膜状にして骨を覆ったりすることで、骨を誘導再生することができます。そのため、インプラントをするのに骨が十分になかったケースでもインプラント治療ができる可能性があります。
この方法では、従来の骨移植で懸念されていた添加物を一切用いず、患者様ご自身の血液を使用しますので、感染リスクを避け、安全に治療を行うことができます。
厚生労働省で認可された病院のみ行える治療
CGF再生療法は、厚生労働省で認可された指定病院のみ行える先進の施術方法であり、日本国内で治療を行っている医療機関はわずかです。当院はCGF再生療法を行える医療機関として登録されていますので、ぜひご相談ください。

CGF再生療法に適している方

インプラントをするのに骨が十分でない方
できるだけ短期間で、安全性の高い再生療法をご希望される方

CGF再生療法の特長・メリット

  • 骨が少なくてもインプラント治療を可能にできる
  • 傷の治りを早め、骨や歯肉の再生が促進されるので、治癒期間を短縮できる
  • ご自分の血液を使うので、アレルギーや感染のリスクがない

CGF再生療法のデメリット・注意点

  • 血液の疾患や感染症にかかっている方では行えないことがある
  • 保険適用でないので、コストがかかる

その他の骨造成手術

GBR:骨の幅が足りないときに行う方法

GBR 骨の幅が足りないときに行う方法
Guided Bone Regenerationの略で、「骨誘導再生法」と呼ばれるものです。骨が足りない部分に骨を作る材料を入れ、その周囲を特殊な膜で覆うことで骨を再生していきます。骨の幅が薄くて、そのまま埋めるとインプラントの一部が骨や歯茎から露出してしまう場合に行います。

ソケットリフト:上あごの骨が薄い時に行う方法

ソケットリフト:上あごの骨が薄い時に行う方法
上あごの奥歯の部分は、その上方に上顎洞という副鼻腔が存在しているため、元々骨が薄いのですが、歯を失うとさらに薄くなり、そのままではインプラントを埋められないケースが多くあります。
このような場合に、インプラントを埋め込む穴から上顎洞の粘膜を持ち上げてスペースを作り、そこに骨を作る材料を入れてインプラントを埋め込みます。

サイナスリフト:上あごの骨をたくさん作りたい時に行う方法

サイナスリフト:上あごの骨をたくさん作りたい時に行う方法
ソケットリフトと同様、上の奥の骨が足りない場合に行う方法ですが、こちらはさらに骨が薄い場合や、広範囲に骨を作りたい場合に行う方法です。
歯茎を切開して上顎洞の骨を露出させて上顎洞の粘膜を挙上し、そのスペースに骨を作る材料を入れることで多くの骨を作ることができます。

ソケットプリザベーション:抜歯後に骨が痩せるのを抑える方法

ソケットプリザベーション:抜歯後に骨が痩せるのを抑える方法
抜歯した後には骨が痩せてしまいます。そうすると、その後インプラントを行うのに不利な条件となってしまいます。ソケットプリザベーションでは、抜歯をした後に、骨を作る材料を入れておくことで骨の吸収を最小限にし、できるだけ良い条件でインプラント治療が行えるようにします。

インプラントができないと言われた方もあきらめないでください

骨が少なくてもインプラント治療を可能にできる
骨が足りないという理由でインプラントが難しいと言われた場合でも、骨造成手術を行えば治療が可能になるケースというのは少なくありません。当院では骨が少ない場合でも、骨造成手術をして骨を増やすという選択、もしくは、骨が少なくても可能なオールオン4などのインプラント治療を選択することにより、インプラント治療ができる可能性があります。まずはお気軽にご相談ください。
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