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最近の子供の虫歯は・・・?

もう春なんだなぁ〜・・・と
思わせる穏やかな天気です・・・(^^)

寒いの苦手なんで・・・さらに暖かく
なってほしいです!!!

さて・・・今日は診療の合間に、一歳半児の
歯科検診にいってきました・・・

IMG_1348

僕らがこういった保健所に出向いて、定期的に
おこなっている歯科検診には一歳半児と、三歳児・・・
があります・・・

三歳児と比べると、元々・・・一歳半児は、
虫歯が少ないのですが・・・

今日は・・・30人ほどの検診をおこないましたが
虫歯は・・・ゼロ!!!

今まで何度も検診してますが・・・
虫歯がゼロだったのは、初めてかも・・・

ホントに子供の虫歯は・・・少なくなっているなぁ〜と
思った次第です・・・

子供の口腔内の予防に対する意識が、親御さんの中で
ずいぶんと向上しているんですね!
本当にいいことだと思います

まぁ〜・・・三歳児になってくると・・・
もうちょっと虫歯は増えますけどね(^^;

そして・・・成長するにつれて・・・自分自身で
口腔内を管理していく過程で、しっかりした習慣が
身に付いているお子さんは、そのままいい状態を
維持できるのでしょうが・・・やはり上手くいかずに
大人になっていくにつれ、状態が悪くなる方もいます

三つ子の魂百まで・・・と言いますが
産まれてから数歳までの口腔内環境をいい状態を
保てるような習慣を身につけられるように
親御さんを含めた子供の周囲の人間が、
しっかりとみてあげていくことが大事ですね!

 

CTの活用と、上あごのインプラント治療・・・その2

もう少しで冬も過ぎ・・・
暖かい春がやってきますね(^^)

さて・・・先日、上あごにインプラント治療をする
お話をブログに書きましたが・・・
さらに難しい症例に関してです・・・

一口にインプラント治療を・・・と言っても、
口の中のどの部位にインプラントを植えるのか?
また、その植える部位の骨の状態がどのようになっているのか?
・・・といった条件によって、その難しさに違いがあります・・・

難しいといわれるインプラント治療の一つの例として、
顎の骨が痩せてしまって(吸収してしまって)いる
方に行うインプラント・・・があります

インプラントは、顎の骨に植えるものであり、
骨の少ないところ・・・ましてや無いところ・・・には、
当然植えることができず、インプラント治療によって
かみ合わせを作ることが出来ません・・・

上顎の奥歯のさらに上の部分には、副鼻腔の一つである
上顎洞・・・と呼ばれる空洞があります!
そしてその上顎の奥歯を失うと顎の骨が痩せて吸収し、
そこにインプラントを植えるための骨が無くなってしまいます・・・

この映像を見てください・・・

サイナスリフト1

これには、左側の奥歯が写っていますが・・・
左上の奥歯2本を失った状態であり、その上方に見える
真黒なスペースが、上顎洞という空洞です・・・

白く見える顎の骨が、薄くしか残っていない状態です・・・
この状態ではもちろんインプラントを植えることができません!

昔は、このような状態の場合は、患者様からインプラントの
要望があっても、お断りすることになっていたわけです・・・

しかし現在は、骨を作ることができるのです!!!

この映像を見てください!

サイナスリフト2

先ほどの状態に比較して、白い部分が増えたのが
わかると思います・・・
これは、自家骨や骨の補填材を、手術して入れたのです・・・
この手術をサイナスリフト・・・と言います!
しばらく待つと、しっかりとした顎の骨になってくれます・・・

その上で、インプラントをそこに植えて、かみ合わせを
作っていきます・・・

骨が無いから・・・インプラントができない・・・
と言っていたのは、過去の話です・・・

サイナスリフト3

サイナスリフト4

この2枚の映像は、上顎洞に骨を作る手術(サイナスリフト)
をする前と、した後のものです・・・
頭蓋骨を鼻の位置で水平に切って、頭の上から覗いた
CTによる3D画像です・・・

映像の下側が顔の前方であり、両脇に上顎洞という
空洞を見ることができます

手術した後は、その上顎洞に膨れ上がったところが
見えます・・・それが、骨の厚みを増やしたところです・・・

専門家でない方には、分かりにくいかもしれませんが、
上歯槽動脈が上顎洞の側壁に走っているのが見え、
骨を作ったその盛り上がりが、その動脈のギリギリの
ところに存在しています!

それは、CTのデータから位置を確認し手術をするからこそ、
動脈を傷つけずにそのようなことが可能になるわけです・・・

最近のインプラント治療は、技術や材料が進歩したことと、
診断するための機器(たとえばCT)が、発達したことによって、
このように、難しいとされていたインプラント治療も可能に
なっています!

どんどん進化する歯科医療・・・です!

しのぶ歯科誕生日(^^)

今日、3月8日で・・・
当クリニック、しのぶ歯科の
現在の建物でリニューアルオープンして
5年が経ちました!

1971年に、しのぶ歯科医院として開業し
2011年の3月8日に、新しいクリニックとして
生まれ変わって・・・現在に至っています

②

現在のクリニックには、総合的に歯科医療を
行うための様々な設備を整え、歯科医師、
歯科衛生士、歯科技工士、助手、事務スタッフ
・・・一丸となって診療に従事しています

⑬

これからもみんなで学び続け、より良い医療を
提供できるよう、精進していく所存です

頑張ります(^^)

CTの活用と上あごのインプラント治療・・・

なんだかちょっと・・・暖かくなって
きましたね(^^)
このまま春がくると良いのですが・・・(^^;

さて・・・今日は、上あごのインプラント治療に
ついて・・・

上あごの奥歯の部位の上方には、鼻の穴(鼻腔)の
両脇にある骨の中の空洞(上顎洞)があるため
顎の骨の量が少ない方が多いのです

ですので、インプラントを骨に植えようとしたときに
十分な骨の量が無い・・・ということも多々あります

そういった場合には、骨を増やす(骨の再生)治療を
同時に行わなくてはいけません

 

まずはこの映像を・・・

左上7番欠損1

CT撮影を行い、そのデータから3D画像を表示したところです
ちょっと見にくいかもしれませんが、上の奥歯が一本ありません
※向って右上の一番後ろの奥歯です・・・

その部分の断面を見てみると・・・

左上7番欠損4

青い縦のラインが走っているところの上の部分を見ると
薄い骨が残っているのが分かります
※白い部分が骨で、その上の黒い部分が上顎洞という
空洞を表しています

上顎洞までの距離は4mmほどしかないため、
このままではインプラントを植えられません・・・
※通常のインプラントは、8mm以上の長さです・・・

で・・・ソケットリフト(インプラント植えると同時に上顎洞の底を
持ち上げて骨を増やす方法・・・)を行ってインプラントを植えると

左上7番 Socket Lift4

先ほどと比較して、上顎洞の底が持ち上がり、インプラントを植えた
周囲に白い骨が増えているのがわかると思います

これを3D画像で、上顎洞を上から覗き込んで見てみると
術前、術後でこんな感じです・・・

左上7番欠損2

左上7番 Socket Lift3

2枚の映像を比較すると、右側に見える上顎洞の底が
こんもりと盛り上がっているのがわかると思います

しっかりとした診断(CTなど・・・)を行い、
しっかりとした手技をもって行えば、非常に安全で確実な
方法です・・・

いずれにしても、その状況がどのようなもので、それに対して
適正な方法は何か???・・・ということを、良く考えて
方法を選択する必要があります!

でも何よりも・・・色々な方法が選択できるようになった
現在のインプラント治療は、非常に有効にかつ安全に
そして確実に行えるようになってきました

上あごのインプラント治療は、過去においては難しいとされて
きましたが、このような診断と方法を活用すれば
現在においては、十分に可能なものになってきています

日進月歩の材料と技術の革新!!!
目が離せませんね(^^)