歯科コラム

衛生士による歯科コラム

2018年09月7日 (金)

歯ぎしりの原因と対処法について

寝ているときの歯ぎしり。自分ではなかなか気づくのは難しいですね。人に言われて、はじめて歯ぎしりをしていることに気づいた人も多いです。しかし歯ぎしりを放置すると、歯や顎への負担、さらに全身にまで影響を与えます。今回は、歯ぎしりの原因やその対処法について解説していきます。

(さらに…)

顎関節症の原因と対処法について

口を開けると痛みを感じたり、「カクッ」というような音がなったことがありませんか?それは”顎関節症”かもしれません。顎関節症は2人に1人はなった経験があると言われるほど、日本人のなりやすい病気です。今回は顎関節症の原因やその対処法について解説していきます。

顎関節症によくある症状

顎関節症によくある症状

耳の穴から1cmほど前を指で触ると、少しくぼんだ場所があります。口を開けたり閉じたりすると、このくぼみが動くのがわかると思います。ここが顎関節です。ここには、関節、筋肉そして神経が交差しており、下の顎の骨を支えているところでもあります。この顎関節がスムーズに動くことによって、口の開け閉めや、会話、また咀嚼を行うことができます。
しかし顎関節症になると、これらの動作をうまく行うことができません。顎関節症には主に、以下のような症状があります。

①口を開けると「カクッ」、「ジャリ」といった音がする
正常な場合、口を開けても顎関節から音はありません。しかし顎関節症になると、不快な音があります。

②口を大きく開けられない
通常であれば、指を3本縦に並べた状態で入れることができるほど、口を開けることができます。顎関節症になると、口を大きく開けることができなくなり、場合によっては1cmも開けられないこともあります。

③口を開けると痛みがある
顎関節症になると、口を開けるときに痛みがあります。そのため、硬いものを噛むことが困難になります。

④口が上下、また左右にスムーズに動かない
関節がスムーズに動かないため、口の開け閉めがスムーズに行きません。場合によっては、あごが外れやすくなります。

⑤頭痛や肩こり
顎関節症は、お口の中だけに症状が出るとは限りません。関節のズレは、カラダのズレへとつながっていきます。そのため、顎関節症が原因となって頭痛、肩こり、腰痛などのカラダ全体に症状が現れることもあります。

顎関節症の原因とは?

顎関節症の原因とは?

顎関節症は程度の差はありますが、2人に1人は経験があると言われるほど、多くの人が経験しています。では、どのようなことが原因となるのでしょうか?

①急激なストレス
カラダに急激にストレスがかかると、筋肉が緊張して硬くなります。それは顎関節の周囲の筋肉も、例外ではありません。関節の周りの筋肉が硬くなることで関節の動きが悪くなり、顎関節症が起きます。

②歯ぎしり、食いしばり
寝ている間に歯ぎしりしていると、体重以上の力が歯や、あごにかかります。顎関節への負担が多くなるため、顎関節症が起きやすくなります。また日中であっても食いしばりのくせがある方にも、同じことが言えます。

③片側で噛む癖がある
いつも右側、あるいは左側で噛むくせのある方は、あごの片側ばかりに負担がかかるため、顎関節症になりやすいです。

④噛みあわせが悪い
歯並びが悪かったり、合っていない詰め物がお口の中にあると、噛みあわせがズレてしまいます。噛みあわせが悪いと顎関節に負担がかかります。

⑤頬杖、横向き寝、うつぶせ寝
顎関節症は、普段の生活でのクセが原因となることもあります。例えばいつも頬杖をついていると、あごに負担がかかります。また、寝るときの姿勢も影響します。うつぶせ寝や、いつも同じ側を下にして横に向いて寝ることも、負担を増やします。

⑥長時間のスマホの使用
スマホを使うとき、大抵の場合は首が下に傾ける姿勢になります。1日に何時間ものその姿勢でいると、あごの筋肉や関節にも影響を与えます。

顎関節症の対処法

①マウスピースを使用する
顎関節症の症状が強い場合、歯科医院でマウスピースを作製してもらい、それをはめる必要があります。マウスピースを使用すると、噛みあわせの位置が高くなります。そのため筋肉への負担を軽減させることができます。また、寝ている間に歯ぎしりをしていても、あごへの負担を軽減させることができます。

②固いものを噛まない
顎関節症の症状が出ている場合は、あごをなるべく休めましょう。あごに負担のかかる固い食べ物は避けましょう。

③くせをなおす
頬杖している方は、意識してやめましょう。またできるだけ、仰向けに寝ることを心がけましょう。いつも片側ばかりで噛むくせのある方は、なるべく両方の歯で食事するようにしましょう。

④噛みあわせの治療
噛みあわせが悪いために顎関節症になっている場合は、歯科医院で噛みあわせを調整し、正しい位置に戻してもらいましょう。

⑤できるだけストレスを溜めない
ストレスは顎関節症を悪化させる原因となります。リラックスできる時間をとったり、十分な睡眠時間を取りましょう。

顎関節症は症状が軽い場合は、自然と治まっていくケースも多いです。症状が出ているときは、無理に大きな口を開けたりせず、安静にしていましょう。あくびをするときなど、普段どおり大きな口を開けないように、注意してください。また、いつもより少し柔らかく煮込むなどして、あごへの負担が少ない食事を心がけましょう。

歯科医院で行う麻酔について

みなさんは、歯医者さんで麻酔をされた経験はありますか?むし歯の治療や、歯周病の治療、抜歯のときやインプラントを行うときなどに、麻酔は使用されます。しかし、麻酔をしたときにはいくつかの注意してほしいポイントがあります。今回は歯科で使用される麻酔の種類と、そのポイントについて解説していきます。

歯科で行われる局所麻酔は3種類ある

歯科で行われる局所麻酔は3種類ある

麻酔には、大きく分けて「局所麻酔」と、「全身麻酔」があります。基本的に、一般的な歯科で使われる麻酔は、局所麻酔です。局所麻酔の方法には、以下の3種類あります。

①表面麻酔法
表面麻酔とは、歯茎の感覚を麻痺させる麻酔です。麻酔と聞くと注射をイメージされると思いますが、この表面麻酔はゲル状のもので、綿に麻酔剤をつけてから歯茎のところに塗り、そのまま数分放置します。徐々に麻酔の影響で歯茎の感覚が麻痺します。注射をする前に表面麻酔をすると、「チクッ」とする痛みを和らげることができますし、乳歯の抜歯のときなどにこの麻酔が使われることがあります。麻酔の持続時間は短く、10分ほどで効果は切れます。

②浸潤麻酔法
浸潤麻酔とは、一般的に歯科医院で行われる麻酔の方法です。歯茎の部分に注射針を刺して、徐々に歯に麻酔を効かせていきます。最近では極細の針を使用したり、人肌程度に温めた麻酔液の使用、さらには電動式の麻酔器の使用により、昔のような麻酔時の痛みはなくなってきています。麻酔の持続時間は、麻酔液の注入量によって異なりますが、1~3時間程度です。

③伝達麻酔法
下の歯の奥歯は、浸潤麻酔をしても麻酔の効きが悪いことがあります。そのため、浸潤麻酔を併用して伝達麻酔をすることがあります。伝達麻酔とは、脳と下顎を結ぶ神経に麻酔をする方法です。舌や唇など広範囲に麻酔が効きます。そのため、麻酔の持続時間も長く、3~6時間ほどです。

麻酔後の注意点

麻酔後の注意点

①麻酔が効いている間は、食事をしない
麻酔が効いていると、感覚が麻痺しています。そのため麻酔がまだ効いている間に食事をすると、誤ってほっぺたや舌を思いっきり噛んでしまうことがあります。麻酔が覚めてから痛い思いをしないように、食事は控えましょう。

②熱いものを控える
①と同じ理由ですが、麻痺しているためやけどをしても気づきません。麻酔がさめるまでは熱いお茶など飲まないようにしましょう。

③患部を指や舌で触らない
麻酔した部分が気になって、ついつい触ってしまいたくなるかもしれませんが、感染を起こす原因になるため、触らないようにしましょう。

以上の注意点を守りましょう。また、いつもお薬を飲んでいる方は、必ず麻酔の前に歯科医師に申告しましょう。

歯を折ってしまったときの対処法、およびその後の治療方法

スポーツをしていたり、転んでしまったり、事故にあったりなどして歯を折ってしまったことがあるかもしれません。痛さと衝撃に動揺するのは無理もありません。歯を折ってしまった時、どのように対処したらいいのでしょうか?またその後歯科医院でどのような治療方法があるのでしょうか?わかりやすく解説していきます。

歯を折ってしまった時にしてほしいこと

歯を折ってしまった時にしてほしいこと

①欠片を探す
状態が良ければそのまま歯科用接着剤で着けることが可能な場合もあります。まずは欠片を探しましょう。

②根っこごと抜けた場合は、牛乳につけしましょう
ぶつけ方によっては、歯が根っこごと抜けてしまうことがあります。これを脱臼といいます。歯の根っこには、「歯根膜」という歯と歯槽骨(歯を支える周りの骨)をつなぐ膜があります。この歯根が乾燥してしまうと、歯を再び戻す(再植)ができなくなってしまうため、できれば生理食塩水に入れて乾燥を防ぎましょう。しかし、ほとんどの家庭には生理食塩水はないと思います。そこで牛乳で代用することも可能です。その際、できるだけ無脂肪牛乳を選ぶようにしてください。またポカリスエットなどを使うことも可能です。周りになにもない場合は、土などがついていたらさっと洗ってからお口の中に入れてください。その際、誤って飲み込まないようにだけ注意しましょう。

③痛みがあれば鎮痛剤を飲む
歯を折ってしまった場合、その衝撃で痛みが出ることがあります。また神経の部屋まで歯が欠けた場合、激痛が走ります。痛み止めを服用しましょう。

④出来るだけ早く歯科医院を受診する
欠けた歯を放置するのは危険です。たいして欠けていないと思ったとしても、出来るだけ早く歯科医院を受診しましょう。その際、欠けたり抜けてしまった歯を持参してください。

歯が欠けた時にしてはいけない注意点

①脱臼した歯をゴシゴシ洗わないようにしましょう
歯が抜けてしまった場合、土などの汚れを落とそうと水でゴシゴシ洗いたくなるかもしれません。しかしゴシゴシ洗うなら、歯根膜を傷つけてしまうため、再植することは不可能になります。注意しましょう。

②患部を指や舌で触らないようにしましょう
気になってつい指や舌で患部を触りたくなるかもしれません。しかし、雑菌が入る原因になりますので、刺激しないようにしましょう。

③自分で歯を接着することは絶対にやめましょう
欠けた歯を、一般の接着剤で歯に着けることは絶対にやめましょう。

④放置するのはやめましょう
歯を折ってしまったところをそのまま放置するのは危険です。たとえ痛みがなかったとしても、出来るだけ早く歯科医院を受診するようにしましょう。

その後の治療方法

その後の治療方法
では歯を折ってしまった場合、その後どのような治療をすることが可能なのでしょうか。

①欠けた歯を歯科用接着剤で着ける
状態が良く、それほど大きく欠けていない場合、そのままつけることが可能な場合があります。しかしすべてつけられるというわけではないので、歯科医師に相談しましょう。

②レジンによる修復
欠けたところをコンポジットレジンというプラスチックで修復できる場合があります。

③ラミネートベニア
欠けてしまった歯の表面を一層削り、つけ爪のように薄いセラミックを貼り付ける方法です。適応とならない場合もありますので、歯科医師に相談しましょう。

④再植
歯が根っこごと抜けてしまい、かつその歯の状態が良い場合、その歯をまた元の位置に戻すことを再植といいます。その後両隣の歯と固定します。

⑤神経の治療
歯が折れて神経の部屋が露出した場合は、神経を抜いて消毒する治療を受ける必要があります。その後、土台を入れてクラウンという被せものをします。クラウンは保険適用クラウンと保険適応外のクラウン(セラミッククラウンなど)があります。保険適応のものも、適応外のものもクラウンにはいくつか種類があるので、よく歯科医師と相談してから決めましょう。

⑥抜歯
歯が折れてしまった時、最悪の場合抜かなければならないこともあります。とくに歯にたてに割れてしまい、それが根っこの方まで続く場合は抜歯します。抜歯した後は、部分入れ歯にしたり、ブリッジ、そしてインプラントなどのいくつかの治療方法があります。それぞれの治療方法にはメリット・デメリットがありますので、自分にあった治療方法を選択しましょう。

まとめ

転ぶなどしてはが折れてしまうと、慌ててしまうかもしれません。しかしまずは落ち着いて欠けてしまった歯を探しましょう。根っこごと抜けてしまった場合は、牛乳かポカリスエット、もしくはお口の中に含んで歯科医院に行きましょう。ゴシゴシ洗ったり、乾燥させたまま放置しないように注意してください。できるだけ早く受診するようにしてください。
 そして、その後の治療にはレジンによる修復や、再植、抜歯などさまざまです。欠けてしまった歯の状況によって選択できる治療が変わってきます。よくドクターと相談するようにしてください。その時の状況にあった対処をいたします。

歯ぎしりの原因と対処法

多くの方が、寝ている間に気づかず、歯ぎしりや、食いしばりを経験しています。歯ぎしり食いしばりは、自分自身の歯や顎に大きな負担をかけてしまいますし、周りの人の睡眠を妨害してしまうこともあります。今回は歯ぎしり、食いしばりが起きる原因や、その対処法について解説していきます。

歯ぎしりとは

歯ぎしりとは

歯ぎしりとは、無意識のうちに上下の歯をこすり合わせたり、ぐっと噛みしめることです。歯ぎしりには、3つのタイプがあります。

①グラインディング
グラインディングとは、上下の歯をぎりぎりとこすり合わせるタイプの歯ぎしりです。歯のこすれ合う音が出る、最も知られている歯ぎしりのタイプです。

②クレンチング
クレンチングとは、上下の歯を強く噛みしめる、いわゆる食いしばりです。音が出ないのが特徴のため、周りの人は気づきません。

③タッピング
クレンチングとは、上下の歯を強く噛みしめる、いわゆる食いしばりです。音が出ないのが特徴のため、周りの人は気づきません。

歯ぎしりの原因5つ

歯ぎしりの原因にはいくつか考えられていますが、主な原因として5つ取り上げます。

①ストレス
歯ぎしりの原因として真っ先にあげられるのが、ストレスです。ストレス社会の現代において、年齢に関わりなく誰もがストレスを感じます。私たちの体はストレスを感じると、それを発散しようとします。その発散方法のひとつに、歯ぎしりが考えられています。

②噛合わせのズレ
歯並びが悪かったり、いつも片側ばかりでご飯を食べていると、徐々に噛合わせ外れていきます。また歯の治療中や、抜歯後も噛合わせがズレることがあります。これらが原因となって歯ぎしりが引き起こされることがあります。

③過剰な喫煙・飲酒
近年の研究により、過剰な喫煙・飲酒は歯ぎしりと関係があることがわかってきました。アルコールやニコチンが歯ぎしりを引き起こすと考えられています。

④日常的な食いしばり
起きている時に食いしばる癖のある方は、寝ている間も食いしばりをする傾向にあります。

⑤逆流性食道炎
近年、逆流性食道がんの治療のために、胃酸分泌を抑える薬を飲み始めたら、歯ぎしりも収まったという症例があります。そのため、逆流性食道炎と歯ぎしりは関連があると考えられています。

歯ぎしりがもたらす悪影響

歯ぎしりがもたらす悪影響
歯ぎしりはねている間に起きるため、自分の体重よりも遥かに強い力が歯と顎にかかります。個人差はありますが、その力は100kg以上とも言われています。そのため歯ぎしりを放置していると、たくさんの悪影響が生じます。

①歯がかける、すり減る
毎日上下の歯がぎりぎりと擦り合わされると、歯も徐々にすり減っていきます。歯の表面のエナメル質は、体の中で一番硬い組織ですが、体重以上の力がかかると、割れたり、欠けたりしてしまいます。

②顎関節症
強い力が顎にかかり続けると、顎関節症を引き起こされることがあります。口を開けづらくなったり、開けようとすると痛みを伴うことがあります。

③詰め物が外れやすくなる
強い圧力が歯に加わると、詰め物が外れてしまったり、セラミック等であれば割れてしまうことがあります。またインプラントにも悪影響を及ぼします。

④歯周病の悪化
む歯周病で歯を支える周りの骨が少なくなったところに、強い力が何時間も加わると、さらに骨は減少していきます。そのため歯ぎしりのある方はそうでない方と比べて、歯周病の悪化スピードが早くなります。

⑤頭痛や肩こり
歯ぎしりはお口の中だけに影響を与えるだけではありません。歯ぎしりをすることによって、首や肩、頭の筋肉が固くなるため、痛みを感じやすくなります。

歯ぎしりの対処法

歯ぎしりの治療法や、対処法にはどんなものがあるでしょうか。

①マウスピース治療
自分専用のマウスピースを就寝時につけることにより、歯や顎への負担を減らすことができます。歯科医院でマウスピースを作製してもらいます。歯ぎしりが強い場合、マウスピースに穴が空くことがあります。市販されているマウスピースは、使い方を間違えると噛合わせをずらしてしまう原因になりかねません。歯科医院で自分にあったマウスピースを作成しましょう。

②噛み合わせの治療
むし歯の治療中はお口の中の噛合わせがズレてしまうことがあります。たとえば、詰め物を入れた時に少しまだ高いかなと感じても、遠慮してそのままにしてしまう方がいらっしゃいます。このちょっとした噛合わせのズレが歯ぎしりにつながることがあるため、咬合調整(噛合わせの調整)をしてもらいましょう。

③矯正治療
噛合わせのズレが歯並びの悪さから来ている場合、矯正治療をすることがあります。きれいな歯列、正常な噛合わせの位置に戻していきます。

④ストレスを発散させる
歯ぎしりの主な原因はストレスです。できるだけストレスを溜めない生活を心がけましょう。忙しくても、睡眠の時間を十分にとったり、定期的な運動をすることは、ストレス軽減に役立ちます。

歯ぎしりを放置することは危険です。適切な処置をして、歯や顎、また全身にかかる負担を減らしましょう。

親知らずは抜いたほうがいいのか?メリット・デメリットを解説します

「親知らずを抜いたほうがいいですか?」とよく患者さんから聞かれます。親知らずを抜くとその後痛くなったり、腫れたりするイメージがあるかもしれません。親知らずは全て抜く必要があるのでしょうか?今回は親知らずを抜く場合、抜かない場合のメリット・デメリットについて解説していきます。

親知らずとは

親知らずとは

親知らずとは、第三大臼歯、または智歯とも呼ばれる、永久歯の中で最も奥に生えてくる大臼歯のことです。20歳前後に生えてきます。親が知らない間に生えてくることが、親知らずの名前の由来と言われています。

親知らずを残したときのメリット

では、親知らずを残したときにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

①将来、入れ歯やブリッジの土台として使える
例えば、親知らずの一本手前の第二大臼歯が何らかの原因で抜歯した場合、親知らずがあればその歯を土台として、ブリッジという治療の選択ができる可能性があります。入れ歯を作るにしても、親知らずがあることによって、入れ歯の安定性が高まります。

②移植に使える
どこかの歯が抜歯された場合、そこに親知らずを移植するという治療方法があります。

親知らずを残したときのデメリット

①むし歯になりやすい
歯ブラシがどうしても届きづらいため、むし歯になりやすいです。親知らずがむし歯になるだけでなく、その1本手前の歯までむし歯にしてしまう可能性があります。

②智歯周囲炎になりやすい
半分だけ生えている親知らずに特に多いのですが、歯磨きがうまくできないため、親知らずの周囲の歯ぐきが腫れて炎症を起こしやすいです。強い炎症を繰り返していると、そこから膿が出てきます。この状態を放置していると、親知らずの周りの歯槽骨も徐々に溶けてしまいます。歯槽骨は他の歯と共有しているので、親知らずがあることによって、手前の第二大臼歯まで歯周病になってしまう可能性もあります。

③口臭の原因になる
智歯周囲炎になって膿が出ていると、口臭の原因になります。

抜歯したときのメリット

では、抜歯したときのメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

①歯周病・むし歯を予防できる
親知らずを抜くことにより、歯磨きをしやすくなります。よく磨けるようになればその分、むし歯や歯周病になるリスクを減らすことができます。親知らずが虫歯になったり歯周病になった場合は抜歯すれば解決しますが、親知らずがあるせいで一生使う必要がある第二大臼歯までむし歯や歯周病になるのは、とてももったいないことです。親知らずを抜くなら、第二大臼歯を守ることができます。

②口臭が改善される
親知らずが原因の口臭は、親知らずを抜くことによってそれまでどんなに磨いていてもとれなかった口臭を、改善することができます。

抜歯することのデメリット

①抜歯後、数日腫れることがある
腫れるピークは1~3日ほどです。特に下の親知らずは歯槽骨が固く、抜きづらいため腫れが長引くことがあります。

②抜歯後、数日痛むことがある
抜歯をしている間は麻酔をするため、痛みを感じることはありません。しかし、麻酔が切れた時に痛みが出ることがあります。歯科医院から処方される抗生物質、痛み止めを用法・用量を守って服用しましょう。

すべての親知らずを抜いたほうがいいわけではない

すべての親知らずを抜いたほうがいいわけではない

親知らずは、なにがなんでも抜かなければいけないわけではありません。
例えば、完全埋伏歯、つまり親知らずが骨の中にしっかりと埋まっており、今後生えてくる見込みのない歯を無理に骨を削って取り出すのは、かえって体への負担が大きくなります。抜くべきか、抜かないべきかはそれぞれの親知らずによって異なります。親知らずの生えている方向、現在親知らずに何らかの症状が出ているか、患者さん自身の健康状態などをレントゲンやCTを撮って総合的に考慮する必要があります。歯科医師とよく相談した上で決めましょう。
しかし、親知らずの周りの歯ぐきが腫れて痛みがあるときには、抜歯ができません。痛みがあるときは麻酔が効かないからです。その際は、一度親知らずの周りを洗浄し、薬を飲んで腫れが引いてから、抜歯になります。

妊娠を希望している方は、早めの抜歯がおすすめ

妊娠するとホルモンのバランスが崩れたり、つわりで歯磨きが普段通りにできなくなるため、親知らずが痛くなることがあります。通常なら抜歯すればいいのですが、妊娠中は母体や胎児への影響をできるだけ少なくするために、レントゲン撮影や、お薬の服用はなるべく控えたほうが望ましいです。そのため妊娠を希望している方は、その前に抜歯する方が良いでしょう。よく歯科医師と相談した上で、決めましょう。

まとめ

親知らずを残すなら、将来移植に使用できたり、ブリッジや入れ歯の土台として使えるかもしれません。しかし、むし歯や歯周病、さらに口臭の原因となることもあります。抜くべきか、抜かないべきかよく歯科医師と相談した上で、決めていきましょう。

ホワイトニングのメリット・デメリット

多くの方が白い歯に憧れると思います。白い歯の人は実年齢よりも5歳若く見られるという研究結果もあるほどです。しかしさまざまな原因により歯は徐々に黄ばんでいきます。どうして歯は変色するのでしょうか。ホワイトニングとはどのようなものなのでしょうか。今回は気になるホワイトニングのメリット・デメリットについて解説していきます。

歯が変色する原因6つ

歯が変色する原因6つ

まず、どうして歯は変色するのでしょうか?主な原因には6つあります。

①加齢
年齢とともに歯は徐々に黄ばんでいきます。歯の表面は“エナメル質”という体の中で一番硬い組織に覆われています。その下に“象牙質”という組織があります。この象牙質が加齢とともに黄色みが濃くなり、エナメル質から透けて見えてしまうことがあります。

②食習慣
“ステイン”つまり着色のつきやすい、色の濃い食べ物や飲み物を常に摂取していると、歯が徐々に黄ばんでいきます。カレーや赤ワイン、コーヒーなどはステインがつきやすいです。

③喫煙
タバコの中に含まれるヤニは、歯の表面に黒く沈着します。

④遺伝
肌の色の違いが人それぞれなのと同じように、歯の色も人によって異なります。しかし遺伝的な病気ゆえに歯の変色がみられる方もいらっしゃいます。先天性梅毒や、先天性ポルフィリン症などが挙げられます・

⑤薬の影響
テトラサイクリン系抗生物質を服用している方は、歯の色が変色してくる副作用があります。

⑥神経の治療による影響
歯の神経の治療をした後に、冠(クラウン)をかぶせることなく放置していると、徐々に歯はねずみ色のようなくすんだ色に変色していきます。

ホワイトニングとは

ホワイトニングとは

ホワイトニングとは、歯を削ったり、また痛めたりすることなく、専用のお薬によって歯を白くする治療方法です。多くの場合、“過酸化水素”という薬剤を使用します。この過酸化水素はFDA(米国食品医療薬品局)でも、安全性の認められている薬品です。体に優しく、また歯を傷つけることなく、白くすることができます。
主なホワイトニングの方法には2種類あります。

①ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、その名の通ご自宅で行っていただけるホワイトニングです。患者さん専用のマウスピースをあらかじめ作製し、ホワイトニングジェルをその中に流し込んで2時間ほどはめていただきます。これを約2週間を目安に毎日行います。

②オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングのことです。ホワイトニングの薬剤を歯面に塗布した後、専用の光を当てて歯を白くします。今すぐ白くしたいという方におすすめです。

ホームホワイトニングのメリット

①後戻りが少ない
時間をかけて徐々に歯を白くするため、オフィスホワイトニングと比べて色の後戻りが少ないです。

②知覚過敏が生じる可能性が比較的少ない
オフィスホワイトニングよりも弱い薬液を使用するため、オフィスホワイトニングと比べると知覚過敏の症状が出にくいです。

③タッチアップが簡単
ホワイトニングの効果は永久的なものではなく、徐々にまた黄色くなってきます。そのため半年ほど経ってからタッチアップ(再ホワイトニング)が必要になります。ホームホワイトニングはすでにマウスピースがあるため、ジェルを購入するだけでまたホワイトニングをまた始めることができます。

ホームホワイトニングのデメリット

①時間がかかる
ホームホワイトニングは片顎(上顎または下顎)2週間ほどの時間がかかります。上下行う場合は、1ヶ月ほどの期間が必要です。

②自分で行わなければならない
自分で毎日行なわなければならないため、オフィスホワイトニングと比べると手間がかかります。

オフィスホワイトニングのメリット

①短時間で済む
オフィスホワイトニングは、1回から数回の通院で歯を白くすることができます。

②手間がかからない
歯科医院でプロの施術を受けることができます。

オフィスホワイトニングのデメリット

①後戻りしやすい
短時間でホワイトニングができますが、ホームホワイトニングと比べると後戻りもしやすいです。

②知覚過敏が起きやすい
ホームホワイトニングと比べると、知覚過敏の症状が出やすいです。

ホワイトニングの注意点

ホワイトニングを受けるにあたり、いくつか注意しないといけない点もあります。

・施術後は知覚過敏が生じやすい
ホワイトニング直後は知覚過敏が起こりやすいです。しばらくすれば徐々に治まることがほとんどですが、症状が強い場合は歯科医師に相談しましょう。

・施術後は着色しやすい
カレーやコーヒー赤ワインなど、着色しやすいものは施術後は摂取しないようにしましょう。

・妊娠中・授乳中はできない
ホワイトニングに使用される薬剤は安全が保証されてはいますが、妊娠中、また授乳中は控えましょう。

・ホワイトニングができない場合がある
神経のない歯には基本的にホワイトニング効果はありません。また無カタラーゼ症などの疾患をお持ちの方には、ホワイトニングができません。あらかじめ歯科医師に確認し、ホワイトニングができるか相談しましょう。


まとめ
ホワイトニングにはホームホワイトニングとオフィスホワイトニングがあります。ホームホワイトニングにもオフィスホワイトニングにもそれぞれメリット・デメリットがあります。しのぶ歯科では各種ホワイトニング治療を行っております。気になる方はぜひ歯科医師または歯科衛生士にお尋ねください。

インプラント治療後のメインテナンスについて

1.メインテナンスはなぜ必要なの??

インプラント治療後のメインテナンス

インプラント治療後は天然の歯と同じように噛むことができ、とても快適に食事ができるでしょう。しかしインプラントは入れておしまいではなく、その良好な状態を長く維持していくためには、その後のメインテナンスがとても大切です。
インプラントは人工の歯根なので、むし歯になることはありません。しかし、メインテナンスがしっかり行われないと、天然の歯と同じように歯周病にかかってしまいます。(歯周病とは、歯肉炎と歯周炎の総称です)
天然の歯の「歯肉炎」に相当するものを「インプラント周囲粘膜炎」、「歯周炎」に相当するものを「インプラント周囲炎」とよびます。
「インプラント周囲炎」になり、インプラントの周りを支えている骨がなくなってしまうと最悪の場合、インプラントを撤去する必要があることもあります。インプラントは天然の歯に比べると感染に弱く、一度骨がなくなってしまうと、治療が困難です。その主な原因はお口の中の細菌=プラークです。
なのでプラークを的確に除去することが必要です。インプラントの手術前には歯周病の治療をしっかり行っていることが前提ですが、インプラントを行う原因になった歯を歯周病で失った方や、周りに残っている歯に歯周病がある方は特に注意が必要です。
インプラント周囲と天然の歯から同じ歯周病菌が検出されたという報告もあります。
また過度に強い噛み合わせの力がかかることもインプラント周囲への負担になるとも言われています。

しかし、正しい知識をもってメインテナンスを行い、歯周組織が安定していれば、より長い期間快適な毎日をすごすことができるので安心してください。
そのためには、歯科医院での専門的なメインテナンスと、ご自宅での毎日のセルフケアがとても重要です。

2.歯科医院でのメインテナンス

歯科医院でのメインテナンス

歯科医師または歯科衛生士が行います。一般的には通常3カ月に1回が目安ですが、患者様の口腔内の状況により期間は異なります。インプラントや残っている天然歯の歯周病が心配な場合や、患者様自身のブラッシング状態がよくない場合は短期間になりますし、口腔内に問題がなく健康な場合はそれより長い場合もあります。担当の歯科医師、歯科衛生士の指示に従いましょう。
患者様自身に自覚症状がなかったとしても、専門家に診てもらうことでトラブルが見つかることもあります。定期的に歯科医院を受診することで、早期にトラブルを発見することができ、それが長期間健康な口腔内状態を維持していけることにもつながります。
また、万が一トラブルが起こった際に、歯科医院が一定の保証期間が設けている保証もメインテナンスにきちんと通院していることが前提であることが多く、何年かぶりに突然トラブルが起こって受診しても保証が受けられないこともあります。

メインテナンス内容

(1)問診
口腔内に自覚症状や気になることがないか、全身状態、服用薬、生活環境等に変化がないかをお聞きします

(2)検査
視診:インプラント周囲組織に腫れや発赤がないか、歯石やプラークの付着状況はどうか、噛み合わせの確認、上部構造(上の被せ物)にヒビや破折がないか確認します。
触診:歯肉を触っての痛み、違和感や歯肉から膿などがでないか、歯を揺らしてみて動揺がないか、プローブという専用の器具を使ってインプラント周囲の溝を触って歯肉からの出血がないか確認します。(歯肉に炎症がある場合出血がみられます)
レントゲン:インプラント周囲の骨の変化を確認します。
口腔内写真:場合によっては写真撮影で変化を確認します。

(3)ブラッシング指導
検査結果をふまえ、歯磨きの難しいところ、炎症があるところをお伝えし、患者様個人個人に合わせ、ご自宅で実践できる磨き方をご指導します。

(4)クリーニング
ご自身では落としきれない歯垢や歯石を、歯科医院専用のブラシや器具を使い、インプラント周囲をクリーニングします。

※それと同時に、残っている天然歯の状態の検査とクリーニングも行います。周りの歯の健康がインプラントの健康にもつながります。

3.ご自宅でのセルフケア

ご自宅でのセルフケア

いくら歯科医院で定期的にメインテナンスを行ってもらったとしても、それは3カ月のなかのたった1日であり、その他の日はご自身で正しくケアを行っていただく必要があります。これは、インプラントに限ったことではなく、もちろん天然の歯にも同様に言えることです。
一般的にはインプラントだからと言って、なにか特別なブラッシングをしないといけないということではないのでご安心ください。基本的には天然の歯と同様のブラッシングを行うことができれば問題ありません。しかしインプラントの上部構造(上の被せ物)は天然の歯に比べて複雑な形態をしている場合もあり、そうするとブラッシングが難しい場合もあります。
歯科医院で正しいブラッシング方法を教えてもらい、毎日のセルフケアを行うことで良好な状態を長期間維持することができます。

セルフケア内容

(1)歯ブラシ
毛の硬さや形、ヘッドの大きさや形などかなり様々な種類のものがあるため、選ぶのが難しいと思います。歯科衛生士に、口腔内の状況に合わせた適切な歯ブラシを選択してもらう方が効果的にプラークを除去できるでしょう。
インプラント周囲の粘膜は天然の歯と比べると傷が付きやすいため、硬い毛の歯ブラシは避けましょう。

(2)ワンタフトブラシ

ワンタフトブラシ

毛先の植えられているところが小さい形の歯ブラシです。
天然の歯にも歯の間や奥歯の狭いところに使用できます。
インプラントの場合、上部構造(上の被せ物)の複雑な形の細かな場所にも届きやすい歯ブラシです。

(3)フロス
歯と歯の間を清掃するために使用する糸状の道具です。
インプラント周囲への無理な使用は歯肉を傷つけ感染のリスクや、歯肉退縮の原因になります。
またフロスの太さや形は様々な種類のものがあり、使用が必要な場合は歯科衛生士の指導のもと、口腔内に適したものを使用するようにしましょう。

(4)歯間ブラシ
ナイロンの毛がプラスチックのホルダーに付いている小さなブラシで、歯と歯の間を清掃するために大変効果的な道具です。
インプラント周囲への無理な使用は歯肉を傷つけ痛みの原因になったり、歯肉退縮の原因になるため正しい使用方法で行いましょう。
歯間ブラシのサイズやハンドルの形は様々な種類のものがあり、歯科衛生士の指導のもと使用する部位や歯と歯の間のすき間の広さに合わせて使い分けましょう。
インプラント周囲への使用の場合、歯と歯の間のすき間より、ひとまわり小さいサイズを選択するとよいと言われています。
最低でも1日1回は使用することをお勧めします。
また審美性を重要視する前歯のインプラントについては歯間ブラシを使用せず、フロスの使用を勧められる場合もあるため、歯科衛生士の指導の通りに使用しましょう。

セルフケアは初めは難しく感じるかもしれませんが、担当の歯科医師、歯科衛生士に不安なことは相談しましょう。
そして正しいメインテナンスを続け快適な状態を維持していきましょう。

インプラント・ブリッジ・義歯(入れ歯)のメリットとデメリット

インプラント・ブリッジ・義歯(入れ歯)のメリットとデメリット

むし歯や歯周病、事故などで不幸にも歯を失ってしまった場合、そのままにしておくと様々な不都合がでてきます。
例えば、見た目はもちろんですが、隣の歯が傾いてきたり、噛み合う歯がないことで反対側の歯が伸びてきてしまい噛み合わせのバランスが崩れてきます。それによって、うまく噛めないまま飲み込んでしまい消化器官への負担をかけてしまいます。また発音がしづらくなりおしゃべりが楽しめない、人前で笑顔が作れないなど生活や全身的にも様々な問題が起こってきます。

そこで、失った歯を補う方法がいくつかあります。
その方法としては「インプラント」「ブリッジ」「義歯(入れ歯)」があり、それに加えて「インプラントを使った義歯」もあります。
それぞれにはメリット・デメリットがあり、それを十分理解したうえで選択し治療を受ける必要があり、その主なものについてまとめました。

1.「インプラント(implant)とは」

インプラント
「埋める、植立する」ことを意味する言葉です。
歯を失った部分の顎の骨に、生体親和性のあるチタン製のネジ(人工歯根)を埋め込み、骨とネジとの結合を待った後、上に人工の歯を作り歯本来の機能や見栄えを得ることのできる治療法です。

[メリット]
・メインテナンスをきちんと行えば、天然歯と同じような噛み合わせの安定性を長期間保つことができます
・天然歯と同じような見栄えや機能性を得ることができます
・ブリッジや義歯(入れ歯)のように周りの健康な歯に負担をかけることがなく犠牲になりません
・異物感や違和感がほとんどありません
・失った歯の数が多い場合にも適応し咀嚼能力を回復することができます
・顎の骨がやせてなくなるのを防ぐことができます
・義歯(入れ歯)のように歯ぐきの痛みや、おしゃべりや食事中に外れるなどの心配がありません

[デメリット]
・健康保険が適応されないため高額になります
(一般的に1本あたり30万〜50万円程度)
(ただし医療費控除は受けられます)
・ブリッジや義歯(入れ歯)治療と比べると、治療期間が長くなります
・外科的な手術を受ける必要があります
・全身的な疾患(重症心臓病・糖尿病・高血圧症・骨粗しょう症)の病状によってはインプラント治療を受けられない場合があります
・ブラッシングなど家庭内や医院での定期メインテナンスが必要です
・天然歯と同様メインテナンスをきちんと行わないとインプラント周囲炎(インプラントの歯周病)になることもあります

2.「ブリッジとは」

ブリッジ
失った歯の両隣の歯を削って土台を作り、そこに橋渡しをするように連結したかぶせ物で欠損部分を補う治療法です。

[メリット]
・天然歯と変わらない見栄えや噛み心地を得ることができます
・比較的短い治療期間となります
・外科処置の必要がありません
・健康保険が適応なので経済的です(ただしセラミックのブリッジは健康保険適応外です)

[デメリット]
・土台となる両隣の歯がしっかりしていないとできません
・土台となる両隣の健康な歯を削る必要があります
・土台の歯への負担が増加してしまい新たに歯を失う危険性が増します
・失った歯が多い場合や部位によってはブリッジが適応外のことがあります
・歯を失った部分の骨がやせていきます

3.「義歯(入れ歯)とは」

義歯(入れ歯)
歯が残っている場合は部分床義歯(部分入れ歯)といいクラスプという金属などのバネを健康な歯にかけ使用します。
また上顎または下顎のすべての歯を失った場合は総義歯(総入れ歯)といい歯ぐき全体に覆う形になります。

[メリット]
・比較的短い治療期間となります
・外科処置の必要がありません
・健康保険が適応なので経済的です
・いつでも取り外しが可能です
・短期間であれば、咀嚼機能をある程度回復できます

[デメリット]
・クラスプ(金属のバネ)が見えて見た目があまりよくありません
・クラスプ(金属のバネ)をかけた歯に負担が増加し新たに歯を失う危険性が増します
・噛む力が極端に弱くなります
・長期間安定した、かみ合わせ維持することが難しくなります
・長期間の使用により顎の骨が次第に失われていきます
・顎の骨が失われると義歯が安定しにくくなります
・違和感を感じることがあります(歯ぐきの痛み、しゃべりにくさ)
・適合が悪くなった場合は調整や再製の必要があります
・食べ物の味や温度を感じにくくなります

4.「インプラントオーバーデンチャーとは」

インプラントを用いた義歯(入れ歯)です。
すべての歯を失った場合に受けられ、顎の骨に2〜4本のインプラントを埋め込み、取り外し式の総入れ歯をつける治療法です。義歯(入れ歯)が動く・外れやすい・しっかり噛めない・痛みがでやすい方や、インプラントをしたいが費用的に少なく抑えたい場合に適しています。
またインプラントをしている方が将来的に介護の必要になった場合でも、上部構造(インプラント上の人工の冠物)を外し、オーバーデンチャーの形に交換することで介護者も口腔内の清掃が容易になります。

[メリット]
・メインテナンスをきちんと行えば、天然歯と同じような噛み合わせの安定性を長期間保つことができます
・天然歯と同じような見栄えや機能性を得ることができます
・顎の骨がやせてなくなるのを防ぐことができます
・義歯(入れ歯)と異なりインプラントでしっかりと固定されるため、ズレることがほとんどなく食事やおしゃべり時にも不快感がなくストレスを感じにくくなります
・通常のインプラント治療と比較すると使用するインプラントの本数が少ないため、費用が抑えられ、外科手術の範囲も最小限となるため、身体への負担が少なくなります。
・患者様自身が自由に取り外しできるためメインテナンスが非常に簡便です
・将来介護が必要になった場合でも通常のインプラントに比べて清掃が簡便です

[デメリット]
・健康保険が適応されないため高額になります(ただし医療費控除は受けられます)
・外科的な手術を受ける必要があり、通常の義歯(入れ歯)治療と比べると費用と身体の負担が大きくなります
・全身的な疾患(重症心臓病・糖尿病・高血圧症・骨粗しょう症)の病状によってはインプラント治療を受けられない場合があります
・インプラントと義歯(入れ歯)それぞれのメインテナンスを家庭内や歯科医院で行う必要があります
・天然歯と同様メインテナンスをきちんと行わないとインプラント周囲炎(インプラントの歯周病)になることもあります
・少ない本数のインプラントで支えるため、1本でもトラブルが起こると義歯(入れ歯)を使えず、噛みづらくなる可能性があります

以上のことを十分理解し、主治医とご相談後、しっかり納得されたうえで治療を進めていくことが大切です。

インプラントのパンフレットを無料で差し上げます。

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