歯科コラム

衛生士による歯科コラム

2018年09月14日 (金)

唾液の働きと増やす方法について

私たちの唾液は、1日に平均で1,000ml~1,500ml分泌されます。この唾液にはさまざまな働きがあり、唾液の量が少なってお口が乾燥すると、会話したり食事することが困難になります。今回は、唾液の役割や、唾液を増やす方法について解説していきます。

おもな唾液線は3つ

おもな唾液線は3つ

唾液は、大唾液腺と小唾液腺から分泌されます。多くの唾液が分泌される大唾液腺には、3つあり、これらを合わせて三大唾液腺と言います。

①舌下腺
舌下腺とは、舌の真下にある大きな唾液腺です。
②顎下腺
顎下腺とは、顎のエラが張っている部分の内側に存在する唾液腺です。
③耳下腺
耳下腺とは、耳たぶの前方に位置する唾液腺です。3つの中で最も大きな唾液腺です。
この大唾液腺に加えて、以下の小唾液腺もお口の中には存在します。
・口唇腺
・頬腺
・臼歯腺
・口蓋腺
・前舌腺
・後舌腺
・エブネル腺
これらの大唾液腺、小唾液腺から、1日あたり平均で1,000ml~1,500mlの唾液が分泌されます。

唾液の働きとは?

唾液にはさまざまな働きがあります。

①自浄作用
唾液には自浄作用、つまりお口の中に残った食べ物のカスなど、をキレイにする働きがあります。もし唾液が少ないと、むし歯になりやすくなります。

②消化作用
唾液の中には、“アミラーゼ”という消化酵素が含まれています。お米やパンなどに含まれるデンプン質を分解し、胃腸への負担を軽減してくれます。

③抗菌作用
唾液の中には、“リゾチーム”や“ラクトフェリン”といった抗菌物質が含まれています。そのため、お口の中の菌の増殖を抑えてくれたり、細菌が体の中に侵入するのを防いでくれます。

④再石灰化作用
再石灰化とは、酸によって歯の表面から溶け出たミネラルが、再び歯に戻ることを言います。唾液にはこの再石灰化を促進する働きがあるため、むし歯になりにくくします。

⑤緩衝作用
通常、私たちのお口の中はpH7前後の中性に保たれていますが、それは唾液の働きがあるからです。お口の中に食べ物や飲み物が入ると、酸性に傾きます。しかし唾液緩衝作用のおかげで、30分から40分かけて中性へと戻っていきます。唾液が少ない場合、緩衝作用も弱くなります。そのためpHが酸性に傾いたままになり、むし歯を作りやすい環境になります。

⑥潤滑作用
唾液の中には、“ムチン”という成分が含まれます。このムチンがあるおかげで、食べ物がお口に入ってきたりしても、粘膜が傷つくことはありません。また、スムーズに会話することもできます。

唾液の分泌量を増やすためにできること

唾液の分泌量を増やすためにできること

では、唾液の分泌量を増やすために、どんなことができるでしょうか?

①こまめに水分補給をする
唾液の成分のほとんどは水分です。そのため、体の中の水分が不足すると、唾液の分泌量も減ります。のどが渇いたと思う前に、こまめに水分補給をしましょう。

②よく噛んで食べる
よく噛んで食べるなら、お口の中が刺激され、唾液の分泌量が増えます。早食いの人や、よく噛まずに食べ物を飲み込んでしまうくせのある方は、意識的に噛む回数を増やしましょう。1口につき30回を目安に噛みましょう。

③唾液腺マッサージをする
上記にあるように、大唾液腺は3つあります。唾液腺の場所を刺激すると、唾液の分泌を促すことができます。
・舌下腺
舌下腺を刺激したい場合は、左右の親指の腹で、顎の先端から少し内側に入った、柔らかいところをマッサージしましょう。クルクルと円を描くように刺激すると、徐々に唾液が出てきます。強い力では行なわないようにしてください。
・顎下腺
顎下腺を刺激したい場合は、顎のエラが張った部分の内側を親指で刺激しましょう。
・耳下腺
耳下腺を刺激したい場合は、耳たぶから指一本頬に向かった部分を親指で刺激してください。
唾液腺マッサージは、お風呂の中で行うとより効果的です。ぜひ試してみましょう。

④あいうべ体操をする
  舌を大きく動かすと、唾液の分泌量が増えます。“あいうべ体操”をすると、舌の動きによって唾液腺を刺激することができます。まずは、“あー”と大きな口を開けて発音しましょう。次に“いー”と口角をしっかり横に引っ張って発音しましょう。“うー”と発音するときは、しっかりと唇を前に突き出しましょう。最後に、“べー”と発音するときはしっかりと舌を前の方に伸ばしましょう。できるだけ1日に30セット繰り返すようにしましょう。

⑤担当医師と相談する
服用中の薬の種類によっては、副作用で唾液の分泌を抑えてしまうものがあります。そのような場合は、担当の医師と相談して、できるだけ副作用の少ない薬に変更が可能か相談してみましょう。

まとめ

唾液のおかげで会話や食事などがスムーズに行われたり、むし歯などにもなりにくくしてくれます。そのため、唾液の分泌を促すことはとても大切です。唾液腺マッサージを行ったり、よく噛んで食べるなど、ちょっとした工夫で分泌量を増やすことができます。ぜひ今日から取り組んでまいりましょう。マッサージ方法がわからない場合は、スタッフにお声がけください。

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