歯科コラム

衛生士による歯科コラム

2018年09月7日 (金)
投稿者: 笹岡

歯ぎしりの原因と対処法について

寝ているときの歯ぎしり。自分ではなかなか気づくのは難しいですね。人に言われて、はじめて歯ぎしりをしていることに気づいた人も多いです。しかし歯ぎしりを放置すると、歯や顎への負担、さらに全身にまで影響を与えます。今回は、歯ぎしりの原因やその対処法について解説していきます。

歯ぎしりには3種類ある

歯ぎしりには3種類ある

ひとことに歯ぎしりと言っても、実は3種類のタイプがあります。

①クレンチング
クレンチングとは、上下の歯をぐっと食いしばることです。食いしばるため、基本的に音が出ることがありません。
②グラインディング
グラインディングとは、上下の歯をぎりぎりと横にすり合わせるタイプです。一般的に歯ぎしりというと、のタイプを指します。
③タッピング
タッピングとはその名の通り、カチカチと小刻みに、早く上下の歯を噛み合わえるタイプです。

歯ぎしりの原因とは?

歯ぎしりの原因は、実はまだ解明されていません。しかし、原因となる可能性のあるものには、いくつかあります。

①ストレス
歯ぎしりの原因の多くは、“ストレス”だと考えられています。環境が変わったり、なにかの心配事によるストレスがあると、私たちの体はそのストレスを発散しようと無意識に動きます。そのため寝ている間に歯ぎしりをして、日中に感じたストレスを体が発散しようとするのです。

②噛みあわせが悪い
歯並びが悪かったり、合っていない被せものをつけて噛みあわせが悪くなると、それが原因で歯ぎしりが起きることがあります。

③普段から食いしばるクセがある
普段の生活で食いしばるクセのある方は、寝ているときも食いしばる傾向が高いです。パソコンや力仕事をしている時、特に何もしていなくても、ふとした瞬間に食いしばっている方は、要注意です。

歯ぎしりがもたらす悪影響

歯ぎしりをしていると、自分の体重以上の力がかかっていることをご存知でしょうか?無意識のうちに行っているため、100キロ以上の力がかかっているとも言われています。それだけの力が、歯や顎にかかっていると、お口の中や、全身にも悪い影響を与えます。
たとえば、以下の悪影響があります。

・歯がかけたり、ヒビが入る
 歯は骨よりも固く、体の中で一番硬い組織ですが、100キロ以上の力がかかると歯がかけてしまうことがあります。またはにヒビが入ることもあります。とくに神経の治療を過去にした歯に多く、ヒビが歯の根元の方にまでいってしまった場合は、抜歯しなければなりません。

・詰め物が外れたり、割れやすくなる
 歯に大きな力がかかると、詰めていたものが外れやすくなります。またセラミックやレジン(プラスチック)が入っているとそこが欠けたり、割れてしまうこともあります。

・歯がすり減ってくる
上下の歯をぎりぎりと強い力ですり合わせていると、徐々に歯の表面のエナメル質、さらには象牙質もすり減ってきます。噛みあわせのバランスも変わってきてしまいます。

・知覚過敏症になりやすい
 歯がすり減ってくれば、その分神経までの距離が短くなります。また、歯の根元の部分が欠けてくることもあり、知覚過敏症になりやすいです。

・顎関節症になりやすい
 歯ぎしりがもたらす影響は、歯だけではありません。顎やその関節にも大きな負担がかかるため、顎関節症になりやすいのです。

・歯周病が重症化しやすい
 歯周病の人が歯ぎしりすると、さらに症状が進行する恐れがあります。歯周病は、歯を支えている骨が破壊される病気ですが、歯ぎしりをするとさらにその骨を破壊させてしまうのです。

・肩こりを引き起こす
 噛みしめると顎の周りの筋肉は緊張状態になりますが、その筋肉は肩の方までつながっています。そのため肩こりを起こしやすくなります。

・偏頭痛が起きやすい
 噛みしめると、こめかみの横の筋肉も緊張します。そのため偏頭痛が起きやすいと考えられています。

このように、歯ぎしりはお口の中だけでなく、全身にもトラブルを起こす危険性があるの
です。

歯ぎしりの対処法

歯ぎしりの対処法

歯ぎしりをしているとわかったなら、以下のことを試してみましょう。

①できるだけリラックスする時間を作る
歯ぎしりの主な原因はストレスと考えられています。ストレスを減らすのは難しいことかもしれませんが、リラックスするためにできることを行ってみましょう。

②食いしばるクセを意識的にやめる
食いしばるクセのある方は、意識して食いしばりをやめましょう。パソコンを使っている時に食いしばるのならば、付せんなどに「食いしばらない」などのメモを書くこともできます。

③マウスピースを作製する
マウスピースを作るなら、歯や顎への負担を軽減させることができます。市販されてているものではなく、歯科医院で自分専用のマウスピースをつくってもらいましょう。

まとめ

歯ぎしりの主な原因はストレスと考えられています。それ以外にも食いしばるクセや、噛みあわせの異常などが考えられます。歯ぎしりを放置すると、お口の中のトラブルだけでなく、全身にも影響を与えます。できるだけストレスを溜め込まないように工夫したり、マウスピースはめるなどして、負担を軽減しましょう。

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