歯科コラム

衛生士による歯科コラム

2018年05月25日 (金)

歯周病のセルフチェックと歯科医院での治療方法

歯周病。30代以上の5人に4人は歯周病にかかっていると言われています。実は世界で一番患者数の多い感染症として、ギネスブックにも記録されています。時代や人種を問わず、多くの人が悩まされる感染症なのです。他人ごととは思わず、常にご自身でもチェックしていく必要があります。今回は歯周病のセルフチェックの方法と、歯科医院での治療方法について解説していきます。

歯周病とは

歯周病とは

歯周病とは、歯周病菌によって歯の周りの歯周組織が炎症する、感染症のことです。歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目の溝をポケットと言いますが、そこがよく磨かれていないと、そこにプラーク(細菌の塊)が溜まっていきます。このプラークはさまざまな菌で構成されますが、その中にいくつかの歯周病菌があり、それらは繁殖する上で毒素を出していきます。その毒素によってはじめは歯ぐきが炎症を起こします。これが「歯肉炎」という状態です。
そのままその炎症を放置すると、徐々に歯を支えている周りの歯槽骨を溶かしていきます。歯槽骨が少なくなれば少なくなるほど、歯を支えきれなくなるため。歯がグラグラしていきます。最終的には自然と抜けてしまうこともあります。歯周病の直接的な原因は清掃不良なので、若い人でもなる可能性はあります。

歯周病のセルフチェック

以下の項目に当てはまるものがあるか、チェックしてみてください。
・歯を磨くと出血する
・朝起きた時に、口の中がネバネバする
・口臭がきつい
・歯ぐきが赤く腫れている
・歯ぐきから膿が出る
・前と比べて歯が伸びたように見える
・冷たいものがしみるようになった
・歯と歯の間にものが挟まりやすくなった
・固いものを噛みづらくなった
・歯がぐらぐらする
・何年も歯科医院に行っていない
以上の項目に当てはまる方は、歯周病の可能性があります。もちろんそうでない別の原因の場合もありますが、当てはまる方は歯科医院で専門家による検査を受けましょう。

歯周病の進行度

歯周病の進行度
歯周病は進行度によって分けられます。

①初期の歯周病
この時は歯ぐきに炎症が見られますが、まだ歯槽骨が溶かさるほど進行してはいません。歯周病の検査をすると、歯ぐきからの出血が認められます。また歯周ポケットの深さも2~3mm程度です。

②中程度の歯周病
歯周病菌による炎症が歯ぐきだけでなく、歯槽骨にまで影響を与えている状況です。そのためレントゲンを撮ると、歯槽骨が水平的に減っているのが見て取れます。歯が少しグラグラしてくるため、固いものなどを噛むと痛みを感じることがあります。歯周ポケットも3~5mm程度まで深くなります。歯周病の検査で歯ぐきからの出血が認められます。ご自身では気づかないかもしれませんが、家族や周りの方から指摘されるほどの口臭があるかもしれません。

③重度の歯周病
歯周病菌により、歯周組織がかなりの程度破壊されている状態です。レントゲンを撮ると、歯槽骨がかなり減っているのがわかります。歯の動揺は強く、歯が横に揺れるだけでなくたてにも沈み込むため、普通の食事が難しくなります。歯周病の検査をすると出血だけでなく、膿が認められることが多いです。歯周ポケットは5mm以上、10mm以上になることもあります。歯ぐきの腫れが強いため、歯ブラシで磨くことも痛くてできないかもしれません。強い口臭があります。

歯科医院での歯周治療

歯周病の治療のことを、歯科では「歯周治療」と呼びます。歯周治療は、歯周病の進行度に関わりなく行なわれる「歯周基本治療」や、進行度の高い歯周病に行なわれる「外科処置」があります。

①歯周基本治療
歯周病の原因は、「プラーク」とプラークが石灰化して石のように固くなった「歯石」です。この原因を取り除かなければ、歯ぐきの状態は回復しません。専用の機械で歯周ポケットの中に付着した歯石を落としていきます。歯石は一度できてしまうと、歯ブラシでは落とせません。そのため歯科医院で落としてもらう必要があります。
歯がグラグラしている場合は、かみ合わせを調整して弱い歯に負担がかからないように研磨します。
歯周病治療において、日々のご家庭でのケアはとても重要です。そのためブラッシング指導も行っていきます。

②外科処置
歯周病の進行度が高い場合、基本治療に加えて外科処置を行うことが多いです。例えば、麻酔をしてから歯ぐきを切開し、歯周ポケットの下の方に付着した歯石を落とす「フラップ手術」があります。ほかにも、歯周病菌によって溶かされてしまった歯槽骨を再生する手術などもあります。検査をし、その必要に応じてそれらの手術は行なわれていきます。

早めのケアを心がけましょう

歯周病は年齢に関わりなく、誰もがなる危険があります。「自分はまだ若いから大丈夫」とか、「毎日歯磨きしているから大丈夫」と過信することなく、定期的に歯科医院で検診を受けましょう。また、セルフチェックで引っかかった項目があるのなら、一度ご来院していただき、検査することをオススメします。早めのケアを心がけましょう。

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