“歯”に関する雑学をお届けしのぶマガジン

しのぶマガジン

2017年03月24日 (金)

黒い歯石と白い歯石はいったい何で出来ている!?

鏡でよく見てみると、歯と歯ぐきの間の部分が黒くなっているような……といった経験はありませんか?「これはもしかして虫歯!?」と思い歯医者さんへ行ったという方もいらっしゃるでしょう。また、歯石は白いものだと思っている方も大変多くいらっしゃると思います。しかし実は、歯石には2種類あり、みなさんがよくご存じの白い歯石と黒い歯石があるのです。虫歯だとおもっていたその黒い何かは、まさしく黒い歯石なのかもしれません。さて、この白い歯石と黒い歯石、一体何が違うと思われますか?

白い歯石と黒い歯石のちがいとは

白い歯石と黒い歯石のちがいとは

同じ歯石でも、白いものと黒いものがあるのはどうしてなのか、それは、歯と歯ぐきのどの位置にできるかで変わってきます。白い歯石は、通常歯ぐきよりも上の部分にでき、「歯肉縁上歯石」と呼ばれます。一方で、黒い歯石は歯ぐきよりも下、つまりは歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケットとも言います)の内部にできるもので「歯肉縁下歯石」と呼びます。
白い歯石である歯肉縁上歯石は、歯垢が唾液のミネラル分と結びついて再石灰化し固まることでできます。これは誰しもにできる歯石で、歯を丁寧に磨いていてもできてしまうことがあります。歯医者さんの定期検診などでクリーニングの際に除去するなど、これまで歯垢除去を経験したことがある人の大多数はこちらの歯石を除去してもらったのではないでしょうか。ちなみに、歯垢は食べかすや磨き残しのよごれだと思われている方が多いですが、実際は細菌のかたまりで、細菌と唾液の成分が結び付くことでねばねばとした白っぽい歯垢になります。
黒い歯石である歯肉縁上歯石は、歯垢というよりも歯ぐきからの出血がありその血液が唾液のカルシウムなどの成分と結びつくことで固まったものです。血液が固まることから、黒色の歯石となります。黒い歯石を見たことがないという方は、歯ぐきから出血してそれが歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)にたまって固まってしまうといった状態になっていないということか、実は歯周ポケットに黒い歯石ができているけれども目では確認できないかのどちらかです。もし黒い歯石を発見したことがある方、今見るとあるように思えるという方は、歯ぐきがなんらかの炎症を起こして出血していると考えられます。

白い歯石より黒い歯石がこわい!

白い歯石は誰にでもできるものですし、歯ぐきより上にできるので除去がしやすく基本的にはしっかりと除去すれば特に問題はありません。また、毎日の歯磨きやデンタルフロスの使用、歯磨き後の仕上げとしてのデンタルリンスの使用などで、白い歯垢ができるのを可能な限り防ぐこともできます。一方でこわいのは黒い歯石です。黒い歯石は、歯ぐきからの出血で血液と唾液の成分が結合してできるとご説明しましたが、歯ぐきから出血しているということは何か歯の周辺組織にトラブルが起こっているということになります。黒い歯石ができる一番の原因は歯周病です。歯周病によって歯ぐきが炎症を起こし、腫れたりすることで出血します。歯ぐきから出血がある時点で歯周病治療を行わなければいけませんが、黒い歯石に気が付かず、または黒い歯石でも問題ないと思いそのままにしてしまうと、歯周病をどんどんと悪化させる原因になります。歯石は、細菌がとても多く棲みつくところです。もちろん歯周病菌も多く棲みついています。黒い歯石をためたままにしておくと、どんどん歯の周辺組織がダメージを受け、歯周ポケットにはより多くの歯石がたまるようになり、歯と歯ぐきのすき間が奥深くなっていきます。そうすると、歯周病菌は歯を支えている骨の部分にまで到達してしまい、その周辺の組織を弱らせて最悪の場合は歯を支えられなくなり歯が抜け落ちてしまいます。黒い歯石自体には痛みはありませんが、痛みがなく特に支障がないからと放っておくと、実は歯周病にかかっていて、しかも歯が抜け落ちる寸前なんてことになりかねないのです。

歯石はしっかり取り除くこと

歯石はしっかり取り除くこと

3ヶ月や半年ごとの定期歯科検診を受けていれば必然的に歯ぐきの状態や歯石がついていないかなどの確認をするのであまり心配は必要ないと思いますが、ここ1年くらい歯医者さんへ行っていない方、そういえば最後に歯医者さんへ行ったのはいつだっけ?と数年歯医者さんへ行っていないという方は、歯石がしっかりとたまっている可能性が大きいので、一度歯科検診を受けましょう。歯石は歯の裏側や磨き残しの多いところ、つまりは目では見えなかったり歯ブラシが届きにくいところにできやすいです。自分では気づいていなくとも、実はその白い部分は歯ではなくて歯石だったということもあります。また、黒い歯石がなくとも歯ぐきの内部に溜まっていてたまたま目では確認できなかったという場合もあります。白い歯石はスケーラーを使って簡単に除去することができますが、黒い歯石は歯と歯ぐきのすき間にできるため取り除くことが難しいことがあります。白い歯と同じようにスケーラーで除去できるものもありますが、歯周ポケットが深くなっているとフラップ手術という外科治療で歯ぐきにメスを入れて開いて歯石を取り除かなくてはいけない場合があるほどです。

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次回開催日は

2017年12月21日(木)

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