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2017年09月1日 (金)

夏と歯の意外な関係…暑い夏に歯が溶けちゃうってホント?

「夏になると歯が溶ける」なんて、聞いたことがあるでしょうか?歯が溶けると聞くとすごくこわいですよね。しかし、夏だから歯が溶けるというわけではないのですが、夏は他の季節に比べて歯が溶けやすいという認識は間違っていないのです。
今回は、なぜ夏に歯が溶けやすいのか、歯が溶けるというのはどういうことなのかについてご紹介していきます。

●夏になるとなぜ歯が溶けやすいのか

●夏になるとなぜ歯が溶けやすいのか

夏になると歯が溶けやすいのはなぜでしょうか。それは「酸蝕症」という病態が原因です。ここであえて「病態」と言ったのは、酸蝕症は「病気」ではなく、症状で「酸蝕症」と使うのは少しニュアンスが違うので「病態」という言葉を使いました。
酸蝕症というのは酸に侵されると書いた字のごとく、歯が酸に侵されることで起きる病態です。歯の表面にはペリクルと呼ばれる薄い膜が張っていて、ペリクルは歯が酸によって溶けるのを防ぐ役割をしています。それにも関わらず、歯が溶けてしまう酸蝕症はとても恐ろしいものです。
では、夏の酸蝕症の原因は何だと思いますか。ズバリ!「スポーツドリンク」です。
夏になるとスポーツをする人はもちろんですが、しない人でもスポーツドリンクを飲む人が多くなります。スポーツドリンクは糖やアミノ酸など酸性のものが多く含まれていて、お茶や水よりも歯が溶けやすい飲み物になっているのです。
他にもコーラやビタミン系ドリンク、柑橘系ドリンク、お酢も酸蝕症を引き起こしやすい飲み物です。
夏になると相対的に飲み物の摂取量も多くなるので「夏に歯が溶ける」と言われてきたのではないでしょうか。

●酸蝕症の症状

酸蝕症は、基本的に自覚症状がないまま進行していきます。重度の酸蝕症になると歯が溶けているのがわかり始め、知覚過敏の症状が出る人もいます。知覚過敏とは冷たい水で口をすすいだ時や、風が歯に当たった時に痛みを伴う症状です。
酸蝕症になりやすい飲み物は紹介しましたが、実は酸蝕症は飲み物以外でもなりうるのです。それは習慣性に嘔吐をしている人です。医学的な病名でいうと拒食症の患者さんに多いのですが、習慣的に嘔吐を伴う人は胃酸によって歯が溶けてしまいます。
しかし、嘔吐による酸蝕症と飲み物による酸蝕症は見極めることができます。見極めるポイントはどこの歯が溶けているのかということです。習慣性嘔吐がある人は喉から吐瀉物が口を通って口外へ出されるので、舌側の歯(歯の裏側)が溶けやすいです。それに比べ、飲み物が原因で歯が溶けている人は飲み物を飲み続けた結果歯が溶けたので、歯の表側が溶けていることが多いです。
同じ酸蝕症でも原因によって歯の溶ける部位が異なります。

●具体的な治療方法は?

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残念ながら今の医療技術だと、歯は一度溶けてしまうと再生することはありません。抜けてしまった歯は生えてこないですし、溶けてしまった歯が伸びてくることもありません。
前歯なのか奥歯なのかにもよって治療方針が変わってくるので前歯の時と奥歯の時で分けて紹介していきます。

<前歯の場合>
前歯の場合、溶けてしまっているだけで見た目がかなり悪くなります。溶けてしまった範囲にもよりますが、少しだけ溶けている時はプラスチックの材料を歯に塗り補填する形になります。このプラスチックの材料は小さな虫歯の時にも治療で使われていて、白色なので治療したことがわかりにくいです。広範囲に歯が溶けている場合は被せ物を作りますが、被せ物も見た目を良くするため白い被せ物を作らなければなりません。
前歯の治療の場合は見た目のことを一番に考えて治療をしていきます。

<奥歯の場合>
奥歯の場合もプラスチックの材料を使用することがありますが、この材料は強度に難があります。食べ物を噛む時に一番力がかかるのは奥歯と言われていて奥歯にかかる力に耐えることができるかと言われるとそうではないことが多いです。なので、金属の被せ物が治療で用いられることが多いです。金属の被せ物を作るには歯をかぶせやすい形に削ってから型取をするなど手間がかかります。金属は酸にも強く、プラークや食べカスなどの虫歯の原因になるものも付着しにくいので虫歯リスクが高い人によく用いられます。酸蝕症でも同様で、これ以上酸で歯が溶けないようにするために有効な処置と言えます。

●酸蝕症の治療

酸蝕症を治療するときに大切なことは何が原因で酸蝕症になっているかです。飲み物が原因で歯が溶けている場合、飲み物を制限することが必要です。その場合、知覚過敏が伴っていることが多いので歯科医院で知覚過敏に対する薬を塗ってもらいましょう。
歯が溶けてしまっていると歯の長さが短くなっていることが多いです。また、短くなっていなくても歯の先端は溶けて尖っていることもあります。
しのぶ歯科では歯がどのような状態になっているのかを診させていただいた後、最善の治療をいたします。歯が溶けていると感じたり、歯がザラザラしてなんかおかしいなと思った時には一度ご相談ください。

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次回開催日は

2017年12月21日(木)

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