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しのぶマガジン

2017年07月28日 (金)

歯の原料となる「カルシウム」を摂取して健康な歯を手に入れる!

歯の主成分といえば、カルシウムです。カルシウムが足りないと歯がもろくなって欠けたり折れたりして、歯が無くなってしまうのではないかと考えている人もいるかもしれません。しかし、歯科学的にみればカルシウムが不足していても、大人の場合は歯への影響は少なく、むしろ虫歯や歯周病のほうが歯を失うリスクが高いと考えられています。ただし、カルシウムが不足すると、歯そのものよりもほかの影響によって口腔内の健康を害する場合もあります。今回の記事では、歯とカルシウムの関係性についてご説明させていただきたいと思います。

カルシウムの摂取量と歯は直接関係しないのは本当?

カルシウムの摂取量と歯は直接関係しないのは本当?

「カルシウムが不足したとしても、歯には直接的に影響はない」といいましたが、これは成人して、歯が永久歯に変わってからの状態のことです。まだ永久歯に生え変わっていないタイミングのお子様の場合、乳歯から永久歯のほうに生え変わる重要なタイミングで必要な栄養素であるカルシウムが不足していると、基礎が十分でなく強くない歯になってしまう場合があります。そのため、学校給食では十分なカルシウム補給ができるように毎日牛乳が出されています。
このように、歯の発育途中の場合には、カルシウム不足が歯に直接的に影響してきたりしますが、すでに永久歯に生え変わっている大人のケースでは、カルシウムが不足しているからと言って歯がもろくなることはまず考えられません。また、カルシウムが不足しているからと言って、虫歯になりやすくなることもありません。実際に歯医者さんで虫歯治療を受けている患者さんの場合でも、カルシウムが不足していることが直接の理由で虫歯になった、といわれたことがある人はあまり多くないのではないでしょうか?
このように、歯とカルシウムには、直接的な関係がありませんので、カルシウムが不足しているからといって、歯が弱くなり、抜け落ちる心配をする必要はありません。

カルシウムと歯に直接的な関係はなくても、カルシウムが不足すると歯は抜けてしまう?

大人になるとカルシウムと歯には直接的な関係はないといいましたが、カルシウム不足は人間の健康に大きな影響を与えます。カルシウムが不足することで起こる代表的な病例として、骨粗しょう症があります。骨粗しょう症とは、カルシウムが不足することで骨がすかすかにもろくなっていき、骨折する傾向が強くなるという病気です。この「骨がもろくなる」ことは口腔内にも影響がでてきます。
歯を支えているのは、「歯槽骨」と呼ばれる骨のことであり、カルシウムが欠乏して、骨粗しょう症が進んだ場合、歯槽骨もすかすかにもろくなってしまいます。そして、歯を支える機能がなくなるほど溶けてしまいます。こうなってしまうと、歯は抜けて落ちていき、歯周病などの口腔内の病気にも感染しやすくなってきます。歯周病になると、今度は糖尿病や心臓疾患といった大病にもかかりやすいとされていますので、カルシウムが不足することで骨が弱まると、歯を失い口腔内の健康も害し、身体全体の健康バランスにも大きな影響を与えてしまいます。

カルシウム不足が起こす骨粗しょう症と歯周病の関係

カルシウム不足が起こす骨粗しょう症と歯周病の関係

カルシウムが不足していると骨粗しょう症になるリスクが高くなりますが、この骨粗しょう症と歯周病についてもたいへん深い関係があるといわれています。特に女の人の場合、「エストロゲン」と呼ばれるホルモンバランスの減少によって、骨密度が低下していくことが分かっています。エストロゲンには骨の破壊や炎症などを抑える働きがありますが、年齢とともに減少していきやすく、骨粗しょう症になるリスクが高まるとされています。また、エストロゲンが減少すると、歯周ポケット内では炎症を起こす物質が出やすくなり、歯周病が進みやすくなります。歯周病の原因の一つである歯茎の炎症と骨密度の低下によって歯槽骨が溶けやすくなっていることが重なり、歯がぐらつきやすくなって歯周病になってしまうと最悪の場合歯を失ってしまうことがあります。
さらに、歯を失うと食べ物を噛む力が衰えて、固いものを食べなくなってしまいます。そうなると、柔らかいものしか食べられなくなり偏った栄養補給しかできなくなります。それによって、骨粗しょう症がさらに悪化するばかりか、歯周病の進行やさらには身体全体に影響を与える様々な病気になってしまうかもしれません。
このように、カルシウム不足によって起こる骨粗しょう症は、年齢を重ねるとともに発症しやすいといわれています。特にカルシウムが足りない食生活を送っている人は要注意です。カルシウムをたいへん多く含む牛乳などの乳製品や、魚や大豆、緑黄色野菜などを食べて、カルシウムの欠乏を防ぐようにしましょう。

まとめ

一概に、カルシウムが欠乏しているからという理由で、歯がもろくなるということはありませんが、カルシウム不足によって骨がすかすかになると、歯を支えている歯槽骨がもろくなって歯を失ってしまう可能性も存在します。歯がなくなってしまうと、今度は栄養補給が十分でなくなり、病気の進行を進めてしまう場合もあります。カルシウムを意識的に摂取して健康な歯をキープすることで、健康な身体作りが可能となるのです。

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