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しのぶマガジン

2017年04月7日 (金)

糖尿病とインプラントの関連性と適正

インプラントをしたいのだけれど糖尿病だと難しいと聞いたことがある、という方はいらっしゃいませんか?確かに糖尿病の方はインプラント治療をおこなうには難しいケースもあります。どうして糖尿病だとインプラント治療が難しくなるのでしょうか。糖尿病とインプラントとの関連性や、インプラント治療における適正についてご説明したいと思います。

インプラント治療は誰にでもできるものではない?

インプラント治療は誰にでもできるものではない?

インプラント治療をするには、歯ぐきを切開して人工歯根(インプラント)を埋め込むという外科手術が必要です。ですから、手術をするお口の中の状態はもちろん、全身の健康状態によっては手術が難しい場合があります。インプラント治療は歯科分野なので誰にでもできると思われがちですが、外科手術を行う以上は健康診断や様々な検査を受けて問題がないかどうか確認しなければならないのです。
インプラント治療を希望する場合は、過去に大きな病気や手術をしていないかなど、これまでの疾患についても歯医者さんに対して説明する必要があります。

糖尿病とインプラントの関連性について

誰でも治療ができるわけではないインプラントですが、とりわけ糖尿病とはどういった関連性があるのでしょうか。糖尿病患者であるすべての人がインプラント治療ができないというわけではありません。病状や対処次第では歯科医師の判断で治療可能ということを覚えておいてください。

・歯周病との関連性
糖尿病は、血液中の糖の割合、つまりは血糖値を下げるはたらきが鈍くなってしまい、血糖値が高いままの状態が続いてしまう病気です。初期段階では合併症を引き起こす可能性は少ないのですが、病状が進行していくと、様々な病気との合併症を引き起こす恐れがあります。糖尿病の合併症には、失明してしまうことがある網膜症などがありますが、歯周病もそのひとつです。
糖尿病が進行していくと体の抵抗力や免疫力が低下してしまい、炎症を起こしやすくなったり、炎症が治りづらくなったりします。お口の中には歯周病菌がすみついているので、免疫力低下によって歯周病菌が繁殖しやすい環境になり、歯周病を発症しやすくなります。また、発症した歯周病も治りづらく、進行してしまうということがあります。
さらに、糖尿病と歯周病はお互いに関連し影響を及ぼしているので、糖尿病から歯周病、歯周病から糖尿病と、相互で治療を行う必要があります。

・インプラント周囲炎との関連性
インプラント周囲炎とは、歯周病のインプラント版と考えてください。インプラントをしている部分でも、歯周病のような炎症を起こすことは十分にあるのです。インプラント歯周炎は、症状自体は歯周病とあまり変わりません。影響してくるのが人工歯根(インプラント)の部分であるということが問題です。インプラント治療をして、いざきれいな歯を手に入れたとしても、インプラント周囲炎を引き起こし症状が進行してしまっては、インプラントの治療部分の歯周組織が炎症で弱くなり、最後には人工歯根を支えられなくなってインプラントが抜け落ちてしまいます。せっかくインプラント治療が成功しても、後々インプラント周囲炎にかかってしまっては治療が台無しになってしまいます。また、インプラントを埋め込んでもなかなか歯周組織と結合せず、治療自体がうまくいかないという場合もあります。
糖尿病は、免疫力が低下してしまう恐れがありますから、当然インプラント周囲炎にもかかりやすくなります。糖尿病が進行している状態では、治療を成功させることも難しくなってきますし、たとえ成功したとしても、その後維持していくことがとても大変になってくるのです。

糖尿病でもインプラント治療が可能な場合って?

糖尿病でもインプラント治療が可能な場合って?

では、糖尿病を患っている方でも、どのような方であればインプラント治療ができる可能性があるのでしょうか。それは、糖尿病にとってとても大切な、「血糖値のコントロール」にかかっています。

・血糖値が高いと難しい
血糖値が高い状態が続いていると免疫力が低下してインプラント治療が難しくなります。インプラント治療は外科手術をともなうものですから、免疫力が下がっていると切開した部分などから細菌が入り込み炎症を起こす危険性が高まるのです。

・血糖値コントロール評価で判断される
空腹時や、食後2時間での血糖値を調べ、その評価によってインプラント治療が可能かどうか判断されることが多いです。最も評価の高い「優」である場合は、ほとんどの場合インプラント治療が可能です。次段階の「良」の場合は、治療後に血糖値コントロールを行う必要があります。以降の「可」「不可」の場合は、基本的に内科医との連携が必要になり、インプラント治療を行うことは難しいでしょう。

・治療後の低血糖にも注意が必要
糖尿病というと、どうしても血糖値が高いことに目が向きがちですが、インプラント治療を行えたとしても、その治療後に低血糖を起こす可能性があることは注意しておかなくてはいけません。インプラント治療後は出血や患部の腫れがみられたり、食事が制限されたりする場合があるからです。薬物療法を行っている方は特に注意していただきたい部分です。

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次回開催日は

2017年10月25日(水)

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